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4割打者誕生はなぜ無理?近藤健介なら到達可能な理由についても【2020年プロ野球】

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お疲れ様です〜トゲムーです☆

コロナの影響で開幕が遅れている日本プロ野球。

開幕が遅れたことで様々な弊害が生じていますが、逆にそれによってこれまであり得なかったことも様々期待されています。

それは首位打者や本塁打王などの個人記録🏅

今回は特に「打率」という観点から「4割打者」に関する記事を書いて行きます。

やはり4割到達は無理なのか

      なぜ過去の歴代打者たちが4割に到達できなかったのか

イチロー、クロマティ、ランディ・バース。

これまで数々の歴代の打者たちが4割に挑戦し、あと一歩のところで届かずに終わりました。

それが決して虚しさとかを生んでるわけではないのですが、イチ野球ファンの楽しみの一つが「記録」です。

そこで今回はまず、「なぜ過去の歴代打者たちが4割に到達できなかったのか」に迫ります。

根本的に試合数が多すぎる

まず挙げられるのがそもそもの「試合数の多さ」です。

現プロ野球ではレギュラーシーズンを通してトータル143試合と戦い抜きます

以前は年間130試合の時が多く、2001年から140試合以上で安定しています。

ちなみに過去の試合数についてはコチラ→(https://www.my-favorite-giants.net/npb/method.htm

ちなみに開幕が4月頭として10月いっぱいまでの7ヶ月間で143試合のわけですから、1ヶ月を30日とすると、143÷210=0.68ということで、週7日×0.68=4.76日となり、週休2日でプロ野球選手はだいたいこの約半年をひたすら試合するわけです

そう考えると普通のサラリーマンと同じようだとも言えますが、この長い期間に体力やコンディションを維持しながら4割を維持し続けるのはいかに至難の技かがわかります

このような状況の中、過去打率4割を97試合目まで維持し続け打者が一人いました。

それは元巨人のクロマティ選手。

それでも97試合だということで、やはり試合数の多さが一つ限界を生んでいると言えそうです

時代の変化に伴う選手間の能力差の拮抗

次に挙げられるのが「選手間の能力差の拮抗」です。

これには技術進歩やトレーニング技術の発達など様々な要因があるかと思いますが、結果的に選手間の打率の差もかなり少なくなったというデータがメジャーリーグにおいてあります

日本においても近年高校生でも150キロ以上を投げる投手がザラに出てきたりするなど、全体的なレベルが上がっているのを感じます。

ましてやプロ野球の世界です。

ドラフトを経て選りすぐりの選手が揃うわけですから、実力は相対的に上がるわけです。

また今は昔に比べて分業制が進み、先発、中継ぎ、抑えとそれぞれのパートにスペシャリストを備えているため、余計に高打率を残すのが難しいということも考えられそうです。

今年史上初の4割打者誕生が期待できる理由

試合数減少による史上初の4割打者誕生に向けての追い風

ここまでは過去4割打者誕生が厳しかったかについて「試合数」と「選手間の実力差の拮抗」という観点で考察させていただきました。

とはいえ、これらの2つの要因は誰にもどうすることができません。

と思いきや!!なんと今年は誰もが想定していなかった新型コロナウイルスの影響で2011年以来の開幕延期は愚か、開幕時期が未だ不透明な状況

つまり、通常のシーズンの143試合を消化するのは厳しい状況となり、試合数減少はもはや避けられないという状況なのです。

試合数減少に伴い、数々のタイトル争いにおいては通常より低水準での戦いになることを予想されておりますが、、打率で言えば、打席数が必然的に少なくなるため、高打率を記録する可能性がむしろ逆に高い、ということが考えられます

これは簡単なロジックで言えば、

試合数減少 → 打席数の減少 → 高打率の可能性UP

というわけです。

では実際に今年史上初の4割打者を期待されるあの選手をみていきましょう☆

現役選手で4割打者にもっとも近いのは?

やはり日本ハムファイターズに所属する近藤選手。

近藤選手は今から3年前、2017年シーズン前半には開幕からハイペースで打ち続け、6月1日時点で打率は.415、出場47試合目での打率4割キープとしては、1973年に張本勲がつくった球団記録を更新。

しかしその2日後に怪我をして結局そのシーズンは57試合出場で打率.413、未公認記録ながら100打席以上での打率4割は史上初でした

そのため、近藤選手は「4割打者近藤」などと呼ばれたりしています。

ちなみにこちらが近藤選手のバッティング動画。

これは同じ横浜高校出身で中日ドラゴンズの柳裕也投手から2塁打を放ったシーン。

綺麗にインコースを捌いて痛烈な当たりを放っています。

110試合以上の試合消化が過去の記録と同等扱いに

しかしながら現在は正直、いつ開幕するかもわからない状況ということは変わりません。

その中で我々がタイトルへの期待を膨らませる一方、実際に記録についての扱いについては、以下のように冒頭の記事で書かれています。

日本野球機構(NPB)関係者は「今季の記録の扱いについては、すでに話し合いが始まっている。あまりに試合数が減るようなら、参考記録扱いにしようかとか。全日程の75%を消化することが目安ではないか」と明かす。この目安に従えば、6球団総当たりとして110試合以上をこなせば、歴代と同列の公式記録として認定される

ということで、結論からいうならば、全日程の75%を消化=110試合以上をこなせた場合、公式記録として、過去の記録と同等の扱いを受ける、ということが一つの目安として考えられています

交流戦もすでに中止となった中、プロ野球は果たしてどうなるのか。

現状は全く先が読めない不透明な状況です。

まとめ

今回は、プロ野球における個人記録、特に打率において「4割打者」に関する記事を書かせていただきました。

記事の内容をまとめますと、

4割打者誕生が無理な理由は、

  1. 試合数の多さ
  2. 選手間の実力差の拮抗

それでも今年4割打者誕生が期待できるのは、新型コロナウイルスによる影響による、試合数の減少だということ。しかし実際には110試合以上を消化する目安があり、現状としては試合数に関しては不透明な状況だということ。

となるかと思います。

 

ご愛読ありがとうございましたm(__)m

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