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サイクルヒットは何がすごい?やらせ・わざとの事例と意味ないと言われる理由についても

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お疲れ様です〜トゲムーです💡

今回は野球における「サイクル安打」について記事にして参ります!

この記事を通してサイクル安打とはどのようなものなのかから、サイクルヒットの価値について考え、理解できると良いなと思っております☆

では早速☆

サイクル安打とは?何がすごい?

野球は「記録のスポーツ」とよく言われますが、その一つに「サイクルヒット」があります。

サイクルヒットとは、安打の記録上の全て、つまり「単打」、「二塁打」、「三塁打」、「本塁打」を1試合で全て記録することだといえます⚾️

これだけでも素晴らしい記録というか、美しい記録だとわかると思いますが、実際にサイクルヒットがどれくらい達成が難しいかについて詳しくみていきましょう👀

ほぼ全ての打席で安打を記録する確率論的な視点

野球は基本的に1試合9イニングと考えると、フル出場した1人の打者に回ってくる打席数は4打席か多くても5打席であり、その点から考えると、確率的にほぼ全ての打席でヒットを記録する、ということ自体が難解です。

野球の打撃は「3割バッター」が好打者と言われますから、単純な計算で4打数4安打を記録すること自体が1/3の4乗で1/81の確率ということになります

 

そしてさらに、全ての安打の記録を満遍なく記録するというのは当然想像以上に難しいことです。

単打の確率が最も高いですが、全て一様の確率だとしても、ヒット自体を打つ確率が1/3に加え、それぞれを万遍なく打つと考えても1/3×1/4の4乗=1/20,736となります^^;

 

プロ野球が年間780試合なので、大体1試合の打席数を計算すると、1年に一度出ると良い方という感じでしょうか🤔

特に難しいのは三塁打ですが、これについてはこの後に詳しく記します。

達成者人数から見るノーヒットノーランとの比較

実際に日本のプロ野球を例に挙げると、2023年6月現在、過去記録した人数は70名ちょっと

これはノーヒットノーランよりも少ない人数ですから、ノーヒットノーランがどれほど難しいかもよくわかるように、それ以上に達成が難しい記録だといえるでしょう🤔

(ちなみにメジャーではサイクルヒット達成者の方が、ノーヒットノーラン達成者より多いそうです☆)

サイクルヒットの真髄

サイクルヒットの真髄といえば、やはり三塁打でしょう。

ホームランも簡単には打てないですが、三塁打もなかなか狙って打てるものではありませんし、一定の脚力と運がなければ記録できないものです。

実際に三塁打のシーズン記録は、大体10本前後を記録した選手がリーグトップになるわけです(600打席近く立って10本と考えると、もっとも多く記録する選手で1/60の確率だということです)。

ですから三塁打の記録と同時にホームランも記録すること自体が相当稀なケースだということであり、ホームランと三塁打に加え、残り2打席も安打を記録するなると、、、ということです^^;

サイクルヒットをやらせ・わざと達成させた事例を紹介

そんな希少なサイクルヒットですが、過去の記録を見る中でいくつか気になるケースを取り上げてみたいと思います💡

2019年近本選手のサイクルヒットのケース

こちらは2019年のオールスターゲームで、当時ルーキーだった阪神タイガースの近本選手のパターン。

物議を醸したのが5打席目のスリーベースのシーンですが、「前身守備」「中継プレー」「空タッチ」の3つが重なって起こりえたと考えられることで、「わざとではないか」と言われてるわけです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c7664ddd0d92acdddb9aad7632205f7e155d503

見方によって意見が分かれるところですが、確かにリプレーを見る限りだと、明らかに中継プレーに関しては手を抜いているところが垣間見られますので、記録達成を援護したと個人的には言えると思います🤔

1992年古田敦也氏のサイクルヒットのケース

こちらは上記の近本選手の前にオールスター史上初のサイクルヒットを達成した1992年の古田敦也氏のケース。

こちらをみてみると、最終打席の二塁打のシーンでは、「最後狙おうと思えば三塁打も狙えたのでは?」と思えるような感じが伺えます🤔

ただ当時そこまで批判はなかったのか、初の大記録でむしろ喜びに包まれていたのではないかと考えられます☆

 

両者のケースとも「オールスター」という特別な舞台、オールスターは「球宴」とも言われる「お祭り」のような舞台でした。

なので通常のレギュラーシーズンとは違い「勝ち負け重視」というよりも、「ファンが楽しむ」というのが一つ重要な観点になりますから、その点、考慮されている点はあるでしょう。

 

一方で詳細は割愛しますが、記録上、進塁しなければサイクル安打達成だったケース(松井秀喜氏)や、記録を意識せずに進塁を試み、結果アウトにはなったが、おかげで記録を達成したケース(梅野隆太郎選手)もありました。

これらから、記録達成に関しては、表面上の記録というよりかは「どのような状況でどのような心境でプレーしたか」が結果、見る側の心理を揺さぶり、影響するということがよくわかるかと思います☆

サイクルヒットは意味ないと言われる理由

このように同じサイクルヒットの中でも「わざと」やったり「やらせ」たことによって「サイクルヒットは意味ないのではないか」と言われることがあります。

その理由と考える前にここでは改めて「サイクルヒットの価値」とを考えてみましょう☆

一つは「野球」というスポーツにおける「美しさ、記録」というもののだと考えます✨

 

記録は「記憶」を生みますし、「特別なひととき」を生みます。

新庄氏は過去、自身のことを「記録より記憶」と語ったことが有名ですが、記録にならなくても記憶に残ることもたくさんありますし、サイクルヒットのようにわかりやすい記録になることで記念として記憶されることも多いでしょう、その点で価値があるといえます☆

 

サイクルヒットは非常に難解な記録ですけれども、ある意味で誰でも挑戦可能な記録でもあるということ、2000本安打などとはまた違った記録であると言えるでしょう

例えるならば、超一流選手ではかったとしても、サイクル安打の達成によって記録に残ることができるともいえますし、「記録」というものがあるからこそ、見ている側はそれを楽しみに試合を見ることもできるでしょう☆

「勝ち負け」という結果を重視するならば確かに状況によってはサイクル安打はただの「自己満足」なのかもしれませんが、記録という観点からいえばまた重要なものなのは間違いありません。

 

重要なのはみる視点=観点です☆

「サイクルヒットの価値」を「記録」という観点から見れば、その意味や価値を見出せると思いますが、「勝ち負け」という観点から考えると、確かにサイクルヒット自体に意味はない、という結論に達することもできるでしょう。

 

形はどうであれ、記録自体は見ていて楽しいものですので、今後も誰が、どのような形でサイクル安打を達成していくのか見ものですね👀

まとめ

今回はサイクルヒットについて記事にして参りました!

記事の内容をまとめますと

  1. サイクルヒットはなぜ凄いかといえば、1試合で4本のヒットを記録しながら、単打、二塁打、三塁打、本塁打を万遍なく1試合で記録するという確率的低さに加え、実際にノーヒットノーランよりも達成者が少ない記録でもあるからである。
  2. サイクルヒットが達成された中には「やらせ」やわざとやって「意味のない」と言われたケースもある。
  3. サイクルヒットの価値としては、記録というものの「美しさ」にみられ、ある意味誰でも挑戦可能な記録とも言え、また記録を楽しむという視点では、みている側の期待値が高まるという側面もあると言える。

となるかと思います☆

サイクル安打の価値について改めて考える機会になりましたし、プロの世界は勝負の世界でもありますから、勝負と記録というのは相容れないところもあり、度々議論されることもありますね

例えば2007年の日本シリーズにおける山井大介投手の完全試合の記録を差し置いてまで抑えの岩瀬投手に継投する采配は物議を醸したものとして有名です💥

 

結局、大事なのは「何が正しい、何が間違っている」ではなく、その判断の根拠ではないでしょうか。

さまざまな見方がある中で、野球というスポーツをまた「記録」という観点でも楽しみに見ていけると、新たな楽しみ方があるなと感じました^^

 

最後までご愛読いただき、ありがとうございました^^!

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